70代女性、脳梗塞後、自宅にリハビリに来てもらったり自分でもリハビリを行っているそうです。
施術は、アクティベータメソッドで筋肉や関節などで神経系の誤作動を起こしているところを調整しています。
調整すると動きがよくなるそうでまたリハビリに励み、疲れて動かしづらくなると来院されます。
脳梗塞の方が来院されると以前来院された方を思い出します。
27年ぐらい前に来院されいた当時80代の男性です。
15歳の時に226事件に参加し満州に飛ばされ兵隊として15年過ごしたそうです。玉砕覚悟で臨んだある戦場でヘルメットに弾が当たり気絶し目が覚めたら部隊は全滅していたこともあったそうです。その他にも死を覚悟した経験が何度もあったようで実家には戦死の紙が3度も送られたそうです。
終戦後は、がむしゃらに働きある分野を築き第一人者となり後世の為にたくさんの貢献をされました。今でもたくさんの方が恩恵にあずかっています。
70代で精力的に働き3日3晩寝ずに仕事をしていた時に倒れたそうです。
脳梗塞の状態は悪く3か月寝たきりで片手片足がほとんど動かなかったそうです。しかし、持ち前の精神力で積極的にリハビリを行い私と知り合った時には小走りができるほど回復していました!
「自分で積極的にリハビリを行い自分ではできないところを人に頼む」といっていました。
奥様から「主人は、ものすごく短気だけど仕事はもちろんリハビリでも徹底的にやって結果を出すから皆から一目置かれ尊敬されていたのよ」とおっしゃていました。私がお会いした時には穏やかでとても短気には見えませんでしたが、ご本人曰く「脳梗塞で怒りの部分がやられたと思う。昔だったイライラしていたことがしなくなった」と言われてました。
当時よく「人間は死を覚悟しても死ねないないんだよ 」と言われ「自分は生かされたのだから一生懸命人生を全うしてきた」と言われ私にもっともっと頑張りなさいと励ましてくれていたのを思い出します。
亡くなられて約17年経ちますが、時々ふと思いだしたり脳梗塞の方が来院されると思い出します。思い出すたびに頑張ろう!という気持ちにさせてくれます。懐かしいです。また、お会いしたいです。ありがとうございました(合掌)